名古屋林業土木協会古川支部(柳七郎支部長)では会員5社12名が、飛騨森林管理署小枝幸博森林技術指導官、同署古川森林事務所上島弘幸主席森林官,GSS村木一恵さん,田中稔さん天生県立自然公園協議会の皆さんとともに、貴重な自然が多く残り、岐阜県の宝物にも選ばれている天生湿原の散策歩道整備をフォレスト・サポーターズ活動の一環として実施しました。
この湿原は飛騨森林管理署(高山市:和佐英仁署長)が管理する天生国有林にあり、天生県立自然公園にも指定されています。天生湿原は増加する登山者の影響でオオバコが登山道を覆い、湿原は乾燥化が進みイヌツゲの侵入もみられるなど、湿原環境が大きく変化してきましたが、協議会をはじめ関係者の努力や地域住民が地域の貴重な財産を地域で守ろうとオオバコ除去などの活動をした結果オオバコは激減し、当協会も木道整備に飛騨森林管理署と取り組んできました。
これまで整備してきた木道も、少しずつ劣化が進んできており、今回の作業は一人約15kgの資材を駐車場から2.8先まで(所要時間約2時間半)ボッカで現地へ運び上げる作業でした。途中1kmほどが急な登りできつい作業でしたが、何とか今年の予定を終了することができました。
当支部では今後も地域の一員として素晴らしい自然が残る国有林の保全と利用に寄与するため、飛騨森林管理署と協働し取り組んで行く考えです。