名古屋林業土木協会小坂支部(新井雅支部長)では、下呂市役所農林部と協働で白草山(しらくさやま、標高1,641m)の登山道につながる林道の除草や案内看板の清掃作業に取り組みました。
白草山へ通じる登山道は、下呂市(山内登市長)が維持管理する広域林道下呂萩原線と岐阜森林管理署(駒瀬勉署長)が管理する黒谷林道を経由して登山道に入ります。
白草山は、長野県木曽郡王滝村と岐阜県下呂市に跨がり、ゆるやかな円丘状の山容で、上部にはモミやコメツガが分布し、山容部はクマザサに覆われササユリなどが点在しています。
登山口は下呂温泉街からも車で約25分のところにあり、のんびり登山を楽しんでも2時間ほどで登ることができる手軽さと景色が楽しめることから地元の人や、観光客にも人気の絶景スポットとなっており、登山ブームも相まって登山口への入り込む車両が多くなっています。
当日は、岐阜森林管理署から駒瀬勉署長、林圭樹馬瀬萩原首席森林官、下呂市から小木曽謙治農林部理事も出席され、駒瀬署長からは社会貢献活動へのお礼と、労働災害の防止(他局で死亡災害が発生した情報)について挨拶と指導をいただきました。小木曽下呂市理事からは、withコロナで来訪者が多くなってきた中こうした活動は大変ありがたいことであり、来年は市からも大勢参加させていただき是非実施していただきたい。との挨拶がありました。下呂市ではここ数年、H30以降に連続した豪雨災害の復旧対応や取り巻く厳しい予算事情の中で、市道の法面、路肩の除草等維持管理が困難となっている中、特に林道については顕著となっており笹や灌木の繁茂により一般登山者の車と岐阜森林管理署発注事業者による大型車両とのすれ違い等が困難なところもあり安全に通行することが課題となってきました。小坂支部では、下呂市及び岐阜森林管理署からの相談を受け今年度の社会貢献活動として取り組みました。