東濃森林管理署ゴミゼロ運動に参加〜名古屋林業土木協会、名古屋造林素材生産事業協会〜

 国有林ゴミゼロ運動等のボランティア活動を継続的に行っている名古屋林業土木協会の付知支部、中津川支部、坂下支部と名古屋造林素材生産事業協会の東濃支部では、5月27日に中部森林管理局東濃森林管理署(岐阜県中津川市付知町:見市貴司署長)が加子母裏木曽国有林で計画した「国有林ゴミゼロ運動」に会員20名が参加し、同署職員や地元団体などからの参加者とあわせて総勢67名でゴミ拾いや林道の草刈りなど清掃活動を行いました。

 当日の活動は、加子母裏木曽国有林内の裏木曽古事の森に繋がる白川付知林道沿線の延長約4.7Kmの間で行われ、林道脇にポイ捨てされた空き缶などのゴミ拾いのほかに、刈り払い機や高枝切り鋸を使い、林道法面に繁茂しカーブの見通や車両の通行に支障のある草や枝の除去を行いました。

 裏木曽古事の森は、平成16年に東濃森林管理署と裏木曽古事の森育成協議会が、200〜400年の超長伐期の豊かな森林を育成することや、ご神木とともに歩んだ歴史を広く普及啓発することを目的に締結された協定の森で、近くには落差21mの一枚岩の絶壁の高樽の滝をはじめ多くの見所ポイントがあります。また、6月5日には伝統的な木の伐採技法「三ツ緒伐(みつおぎ)り」が用いられる、伊勢神宮式年遷宮の諸行事の一つ「裏木曽御用材伐採式」の会場もあり、今後多くの人々が訪れ賑わう場所となっています。

 両協会では、これからも地域関係者と連携しつつ、多くの皆さんに、快適かつ安全に森林にふれあっていただけるような活動に取り組むこととしています。