国有林ゴミゼロ運動等のボランティア活動を継続的に行っている名古屋林業土木協会愛知支部と名古屋造林素材生産事業協会愛知支部では、5月29日に中部森林管理局愛知森林管理事務所(愛知県新城市:池戸健志所長)が計画した「国有林ゴミゼロ運動」に会員15名が参加し、同署職員や地元自治体などからの参加者とあわせて総勢42名で定光寺自然休養林内を通る道路沿いのゴミを拾う清掃活動を行いました。
定光寺自然休養林は、同事務所が管理する瀬戸国有林内に位置し、標高50mから327mの丘陵山地で全区域が愛知高原国定公園に指定されており、スギ・ヒノキなどの人工針葉樹とカシ・シイなど天然広葉樹林からなる緑豊かな自然が広がり、この休養林内には、愛知森林管理事務所が管理する森林交流館や桜と紅葉の名所としても有名が定光寺など史跡・名勝があり、名古屋都市圏の野外レクリエーションの場として、四季を通じて自然探勝やハイキング、自然観察などが楽しめます。
当日の活動前の開会式では、主催者から、毎年継続してゴミゼロ運動実施しているがなかなかゴミが減らない状況にあることなどの説明があり、実際にゴミを拾うため道路下の森林内に入ってみると、枯れ葉などに埋もれた数年前と思われる生活ゴミがいたるところに大量に散乱しており、なかには、冷蔵庫やタイヤなどの粗大ゴミが不法投棄されており、活動後には、参加者からは、予想以上にゴミが沢山あったことや、ゴミゼロで綺麗なった森林内を見て不法投棄しにくくなればいいとの感想がありました。
両協会では、これからも地域関係者と連携しつつ、多くの皆さんに、快適かつ安全に森林にふれあっていただけるような活動に取り組むこととしています。