岐阜県は下呂市など関係団体とともに平成18年に開催された「第57回全国植樹祭」から5周年を迎えた5月21日(土) 〜植樹祭 あれから5年 これから5年の森林づくり〜 をテーマとして、植樹祭会場となった下呂市萩原町四美の「皇樹の杜」において、地元小学生を始め約2千人が参加する中「全国植樹祭5周年記念大会」を開催しました。この催しは東日本大震災チャリティーイベントとしても取り組まれ、会場では高校生による募金活動や東北特産品の販売のほか、開会冒頭、犠牲者のご冥福と一日も早い復興を願い参加者全員による黙祷が行われました。
大会には全国植樹祭で総合司会を務められた女優の竹下景子さんや、一緒に進行を手伝った当時中学生「子ども司会者」の方も、大学生、社会人として参加されました。
式典にあたり古田岐阜県知事からは「植樹祭では「植えて育てる」「伐って利用する」という「生きた森林づくり」を提唱し取り組んで来た」「5年間の取り組みで森林施業が大きく前進しており、昨年の全国海づくり大会開催、来年の清流国体開催を通じ「清流の国づくり」が進んでいる」「国際森林年の今年、これからも災害に強い森林づくり、環境保全を意識した森づくりを進めて行きたい」とあいさつがありました。(写真)
当日は「下呂市みどりの祭り」も同時開催され、中部森林管理局岐阜森林管理署(中岡 茂 署長)では木製クラフトコーナーに取り組まれ、隣接する丸太切りコーナーなどとともに多くの子どもたちが楽しんでいました。(写真)
参加された竹下景子さんは「全国植樹祭の時は前日がものすごい雨降りだったけど、当日は今日のようなすがすがしい五月晴れの青空の下で子どもたちが主役のすばらしい植樹祭だったことを思い出します」と話されるほどの晴天に恵まれ、式典に先立ち行われたイベントでは、地元の小学校へグリーンウェイブ2011の1日前、それもちょうど午前10時に苗木が贈呈されたほか、式典最後には、古田知事や竹下景子さんらにより皇后陛下お手まきの種が育った「コブシ」の記念植樹が行われるなど「国際森林年」の今年に、ふさわしい大会となりました。以上、名古屋からフォレスト・サポーターズ活動の一環として情報発信をさせて頂きます。