西粟倉・百年の森林探検隊
今年3月、打合せために訪れた西粟倉・森の学校で、担当の坂田さんに、若杉自然林と百年生のスギの人口林を案内してもらいました。
街に住んでいると、日本の国土の70%が森林であることなど感じる余地もなく、森の学校の近くに原生林があると聞いてもピンと来なかったのですが…。
そこで見たのは、自然淘汰であらゆる命が循環して瑞々しさを失わない原生林と、人の手で間伐することによって元気な森林となる人工林でした。
以下、引用===================
美しい森林をつくるために
人口林は文字通り、人の手によってつくられた森林です。
植えたままでは自然淘汰が進まず、木々は成長できません。
災害の原因にもなってしまいます。
人工林は人が責任を持って管理をしなければならないのです。
間伐をすると、林内に光が入ります。
木々は成長し、下草が生え、元気な森林へと生まれ変わります。
間伐されて切り出された木材は、製材され、家や家具になります。
こうして、木々は私たちの暮らしの中で生き続けます。
木の里 西粟倉村 〜百年の森林構想〜
ここ西粟倉村は、人口1600人余りの小さな源流の村。
この村の先人たちは、子や孫のことを思い、
懸命に木を植え、育ててきました。
私たちも未来に向け、美しい森林に囲まれた上質な田舎を目指し
森林づくりに励んでいます。
引用ここまで=========
若杉天然林には、中国自然歩道および自然研究路(歩道)が整備され、林内散策が楽しめます。
駐車場からわずか15分程度で、うっそうとした森の雰囲気。人の手が入ることを意識して排除している原生林の森。自然に溶け込むように、自然学習の看板が立てられています。
来年は「森のようちえんごっこ」をここでしたい…ですね。
森のにおい、音、体温。頂上を目指す山登りではなく、足をとめて、耳を澄まし、目を凝らし、においをかいで、手でさわって、若杉の「いのちの森」を楽しんでもらいたいなぁと思いました。
7月29日撮影の若杉原生林の写真は右下の「詳細は..」のボタンを押してご覧ください。