岐阜県美濃市(石川道政市長)にある古城山(標高437m)は、市街地に近く市民憩いの場となっています。
(社)名古屋林業土木協会岐阜支部(宗宮 正和 支部長)では、支部の社会貢献活動として古城山遊歩道「やすらぎの森」で毎年フォレスト・サポーターズに取り組んできており、今年も歩道整備に支部会員15名が参加しました。
「やすらぎの森」は岐阜森林管理署(下呂市:長口 深 署長)が管理する古城山国有林にあり、地域と国有林が連携した取り組みへの協力をを通じて地域活性化のお役に立てばと取り組んでいます。
当日は岐阜森林管理署からは山田茂樹 治山第二課長、丸毛辰巳 岐阜森林事務所森林官に参加頂き、美濃市からは西村斉 観光課課長補佐にも参加頂き、段差のある登り口に丸太で作られたはしご段2カ所の付け替えと歩道の修繕に取り組みました。
はしご段は昨年の大看板に続き、いび森林資源活用センター(岐阜県揖斐川町)で間伐材を利用し加工された丸太を使い製作しました。
美濃市の西村加藤補佐さんからは「古城山を訪れる人は大人から幼稚園児までとても多い。先日もちょうど今日の修繕カ所を直してほしいといった要望が。みなさんのチカラが古城山を更に親しまれる森にしてくれています」といったお話もありました。
美濃市では岐阜県が4月から導入した「清流の国ぎふ森林・環境税」を財源に採算が合わずに放置されている里山林を再生する「環境保全モデル林」に応募され、その第1号として、美濃市古城山西側斜面の民有林が選定されており、参加者からは「こういった美濃市の取り組みとタイアップしたフォレスト・サポーターズ活動もおもしろい」などといった話しも出されていました。
支部ではこれからもフォレスト・サポーターズ活動を地域と国有林が連係する形で取り組んでいきたいと考えています。