日本の森林を元気にするため、8月8日、JAPIC森林再生事業化委員会が事務局となり、「国産材マーク」を創設しました。これは、国民に広く国産材利用の意義・重要性を普及啓発、国産材の利用促進と消費者の製品選択を促し、日本の森林再生に資することを目的とするものです。
現在、日本は国土の約7割を森林が占め、44億m3の豊かな森林資源を持つ世界有数の森林国家です。戦後、植えられたスギやヒノキは順調に育っており、森林の年間生育量は、国内の木材使用量を超えています。しかし、日本の木材自給率は25%にすぎず、75%を海外から輸入しているのが現状です。
環境面では、木は老木になると二酸化炭素を吸収しなくなるため、「木材として伐採し、苗を植え、それを育てるサイクル」を回すことが必要です。日本政府およびJAPICは2020年に木材自給率を50%にあげることを目標にしています。日本の森林から計画的により多くの木を伐りだし、それを製材、合板、チップや燃料に利用することが求められています。
国産材マーク制度により、森林再生に加え、環境向上、国土保全、水源涵養、花粉症軽減に寄与するとともに、森林資源の活用で山村の雇用を生みたいと願っています。
国産材マーク制度の詳細は、JAPICホームページよりご覧ください。