中津川市付知町は伊勢神宮の遷宮に使われる御用材が裏木曽国有林から伐り出され、同町を経て伊勢神宮に運ばれることから「御神木の里」と呼ばれています。今年は第62回式年遷宮の年であり、また同国有林を管理する東濃森林管理署の庁舎が同町に新築されて10年の節目であることを踏まえ、国有林が長年にわたり地域の振興や安全・安心な街づくり、森林行政の発展に尽力頂いたことに感謝し、地域から国有林への感謝状贈呈式が執り行われるとともに、2027年に開業するリニア新幹線の中間駅が中津川市に設置され、駅の位置が発表されたことなどもイメージした記念植樹が行われました。
当日は地域住民が裏木曽国有林を歩く「第8回 はつらつウォーキング」がNPOつけちスポーツクラブなどの主催で開催され、その開会式に併せて贈呈式、記念植樹が東濃森林管理署前の広場で実施され、総勢90名の催しとなりました。
贈呈式には中部森林管理局山元康則次長(名古屋事務所長)、間島重道東濃森林管理署長、早川捷也岐阜県議会議員及びブラジルに公務出張中の市長に代わり鈴木治佐久中津川市農林部長が来賓として出席され、ごあいさつ(写真)の後、青山節児中津川市長から中部森林管理局に。早川正人付知町町づくり協議会会長から東濃森林管理署への感謝状が贈呈されました。
贈呈式に引き続き記念の植樹が朝もやの中、東濃森林管理署庁舎横の市有地で行われ、中津川市の木であるコウヤマキ、旧付知町、加子母村の木であるヒノキ、お隣の下呂市の木であるモミジ、そして高山市、岐阜県の木であるイチイが来賓と子どもたちの手で植えられました。これらの木はリニアの玄関口として中津川市から県下各地への広がりをイメージしたものです。(写真)
名古屋林業土木協会付知支部ではまちづくり協議会の一員として、フォレスト・サポーターズ活動の一環でこの行事に協力しました。