中部森林管理局名古屋事務所(山元康則 所長)では都市住民と森林や木材とのふれあいの場として瀬戸国有林「定光寺自然休養林」において毎年「みどりのフェスティバル」を開催しています。昨年からは瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会など13団体による実行委員会形式で取り組まれており、当協会も委員とし参加するとともに、当日は愛知支部(安藤勝啓 支部長)など18名がフォレスト・サポーターズとしても協力しました。
当日はあいにくの雨模様でしたが雨にぬれて一段と鮮やかな新緑の中をたくさんの方々が訪れ、森林とのふれあいや丸太切り、火おこし体験(写真)などを楽しみました。
この行事はグリーンウェイブ2014にも参加しており、愛地球博のマスコットキャラクター、モリゾー・キッコロと、中津川市付知町から参加してくれた小学生による記念植樹が行われました。記念植樹の木は瀬戸市の木であり、名古屋事務所や当協会が所在する熱田区の木でもある「クロガネモチ」を、付知土建株式会社が製作し当日会場でも販売。売り上げを緑の募金に寄付したウッドチッププランターに植栽しました。
また、木材利用の取り組みの一環として、丸山建設事務所(岐阜県中津川市)が地元の杉材を使った半割丸太工法の「エコecoBBQハウス」を初めて展示し来訪者の関心を集めていました。名古屋事務所と協会では組み立てが容易なこの工法を活用した休憩小屋を土木工事現場などで使用する取り組みも実施しており、5月15日に予定している講習会では組み立て実演も予定しています。
会場には「WOOD JOB!ウッジョブ!」のポスターも貼られ、先日シンポジウム名古屋会場で鑑賞した方から「よかったね」といった感想が聞かれました。映画に出てきたローカル線「上三津鉄道」は岐阜県恵那市を走る「明智鉄道」がロケ地。映画が封切りされる10日にはウッジョブの記念ヘッドマークを付けた車両が登場します。
一日雨の中の「みどりのフェスティバル”14」でしたが、約500名の方が来場。最後に山元所長から「来年は青空の下でやりましょう」と意気込みのあいさつがあり終了しました。