ぎふの宝ものに選ばれている天生湿原は飛騨森林管理署(高山市:田尻明彦署長)が管理する天生国有林にあります。名古屋林業土木協会古川支部(谷上 祐志 支部長)では貴重な自然が残る湿原を守るため10年にわたり木道整備などに取り組んできました。
木道の整備は湿原を訪れる人が歩きやすい環境を作ることもありますが、貴重な湿原に立ち入らないための保全の目的ととともに、木道の下を開けることで雨水等が湿原に流入しやすくし、湿原を守る目的もあります。
古川支部では13日の土曜日に会員5社11名が参加し、飛騨森林管理署 稲垣正紀 森林技術指導官、同署古川森林事務所 荒井宣仁 首席森林官の指導を受けながら木道整備の作業に取り組みました。
全国的に天候不順が続いていましたが、この日は青空の下での作業となりました。
今回の作業も資材を人力で湿原まで荷揚する作業から始まりましたが、長年の経験で順調に取り組むことができました。
天生湿原はこれからブナやカツラの天然林が紅葉の時期を迎え、多くの登山者で賑わうシーズンになります。当支部では今後も地域の一員として、素晴らしい自然が残る国有林の保全と利用に寄与するために、フォレスト・サポーターズ活動の一環として飛騨森林管理署と協働し取り組んで行く考えです。