地球温暖化防止に向け森林整備を訴えるため、
3月8日を「フォレスト・サポーターズの日」として
PRするイベントが7日、都内で開かれ、
音楽家の坂本龍一さんらが「子どもたちに美しい森林を残そう」と呼び掛けた。民間の「美しい森林(もり)づくり全国推進会議」(代表・出井伸之前ソニー会長)などの主催。
京都議定書で、日本は温室効果ガスを2008−12年度平均で1990年度に比べ6%削減し、うち3・8%は森林が成長して吸収する分で達成するとした。フォレスト・サポーターズ活動は、ボランティア団体や企業が目標達成を支援しようと、昨年末に同会議が提唱。3・8%にちなみ、今月8日をサポーターズの日とした。
7日は数十人の聴衆を前に、出井代表や坂本さんらが対談。森林整備活動に携わっている坂本さんは「(森林整備に必要な)間伐を進めるため、もっと若い人に林業に入ってもらいたい」と指摘。出井氏も「工業化の犠牲になってきた農林水産業は、人間が生きていくために重要」と話した。
東京の港区立エコプラザで12日まで、各地の森林整備活動を紹介する展示会も開かれている。(共同通信社発信情報より)