中部森林管理局名古屋事務所(河野充 所長)では200万人都市名古屋市にあって、御嶽噴火の災害復興として名古屋市民などを対象にした木曽地域のツアー参加を呼びかけたり、国有林見学などを通じた上下流連携、そして木材産業発祥の地として、森林・林業の歴史や木材利用の推進PRなど、都市部住民を対象に積極的に取り組まれており、今年オープンした「熱田白鳥の歴史館」には多様な方々が多く訪れています。
同館は旧名古屋分局の多目的ホールを活用しており、利用された方から「せっかくの施設が、森が繁っていて見えないのと看板がないのでわかりづらい」といった意見も寄せられ、各地域で地域と国有林を結ぶ社会貢献活動にフォレスト・サポーターズ活動として取り組む名古屋林業土木協会(梅田豊 会長)との意見交換の際にそういったお話しもお聞きしたことから、協会が今年法人登記して50年という節目の年でもあり、地域や利用者の要望に応えるべく記念事業として名古屋事務所と協働し取り組むことになりました。
森林の整備については7月8日に愛知支部が実施し活動報告してますが、今回、看板の製作と設置に協会付知支部(三尾秀和 支部長)が中心となって取り組み、(写真)すばらしい看板が製作されるとともに、設置後の24日に名古屋市熱田区長をはじめ近隣の施設の方をお招きし除幕式が執り行なわれました。
参加された方からは、「森と看板が一体となって一段と良い場所になった」など大変好評で、さっそくお隣のレストラン「白鳥物語」を利用された方がレストランの紹介で立ち寄るなど、地域の連携も深まっています。
同館には名古屋市内の様々な団体からも施設利用の希望が来ており、同事務所では名古屋市民の皆様に国有林のみならず民有林を含めた上流域の情報発信に取り組まれており、当協会もフォレスト・サポーターズ活動として今後も協力していく考えです。
設置後の様子は次のURLから写真をご覧下さい。