林野庁中部森林管理局名古屋事務所では国有林の果たす役割の中で、名古屋市を中心とした都市住民への情報発信や情報収集に取り組まれており、この度リニューアルした「熱田白鳥の歴史館」では、木とのふれあいや木材産業の歴史にふれる展示が施設自体を含めてされており、名古屋市民をはじめ多くの来館者に利用されています。
4月19日には同館に近接する名古屋学院大学の生徒が大学のある地域の歴史や林業を学ぶために来館されました。同大学では毎年同館を訪れ、名古屋城築城と熱田の歴史や木曽、飛騨とのつながりなどを学びました。(写真)
同事務所ではリニューアルに合わせ、歴史館入り口横のガラス面に、ヒノキ、スギ、カラマツの丸太で、職員手作りの”森”を製作。その奥には、組手什(くでじゅう)で本棚を製作。更に木の良さ、木との親しみ、森との関わりを入口から感じる施設となっています。(写真)
また、中部森林管理局では木曽と名古屋を結ぶ林業の歴史を体感するとともに、新緑の木曽川源流国有林を散策していただきながら川下と川上を結ぶツアー「木曽の見学会2016春季」を5月25日に開催されます。
募集人員は40名。募集期間は5月12日までですが、すでに定員までにあと数名の状況とか。参加される方は事前学習として同館で5月18日に林業のこと、木曽と名古屋のつながりなどを学んでからツアーに参加されるなど、プラスワンの取り組みとなっています。
「木曽の見学会2016春季」 「組手什おかげまわし東海」につきまして詳しくは次のタイトルからご覧下さい。