中部森林管理局では名古屋市内の関係機関や団体等の協力を得て、「木曽の国有林見学会2016春季」を開催されました。
この催しは名古屋市を中心とした都市住民と木曽川源流を結び、木材の歴史、新緑の木曽ヒノキ林の探索などを通じ、森林や木材利用の大切さを体感して頂くもので、御嶽山噴火による木曽地域の復興・振興との絆にもつながる催しとなっています。
参加者は5月18日に中部森林管理局名古屋事務所(木村大助 所長)の併設施設である「熱田白鳥の歴史館」において事前学習を行い、施設の展示物、映像などで木曽と名古屋のつながりや白鳥貯木場の歴史などを学んでの参加になりました。
見学会当日、朝7時すぎに名古屋事務所へ集まった参加者41名は出発までの時間「熱田白鳥の歴史館」内で展示物などを見て回り、8時前、引率の千葉求名古屋事務所副所長とともに長野県木曽郡上松町の国有林を目指し大型バスで出発されましたのでその様子をお知らせさせて頂きます。(写真)
同展示館は事務所仕様になっていたものを元の木造大空間の施設へ戻し、照明もLEDにするなどリニューアルされ、さらに職員により展示の配置を見直されたことでより大きな空間となり、さらに使いやすい見やすい展示館に生まれ変わっていますので、「行ったことあるよ」という方も是非ご来館ください。(写真)
今日の見学会で訪れる木曽路の国有林もさることながら、向かう先は大相撲夏場所で初の三賞となる敢闘賞に輝いた”御嶽海”のふるさとです。
御嶽山の噴火でふるさとが消沈しているなか、アマチュアの古豪・和歌山県庁入りを断り角界へ。その名も御嶽海。木曽の希望の星です。