私達フォレストサークル・あいち(FCA)が愛知森林管理事務所(豊田森林事務所)の許可を得て、一昨年末から取り組んでいる定光寺自然休養林の山林整備活動も今回で9回目を数えました。
定光寺自然休養林は名古屋市の北東部に隣接した瀬戸市北西部の丘陵山地で、人工林と天然林からなる緑豊かな森林区域に、森林交流館(丸根山駐車場に隣接)、約二ヘクタールの樹木見本林、二十キロを超える遊歩道も整備され、東海自然歩道も通っていますので、ハイキングや森林浴、樹木観察など自由に楽しむ事ができます。
森林交流館から南に延びる遊歩道「まなびの径」を300mほど進んだ先の東斜面が私達の担当する区域で、これまでの除伐と笹刈りにより視界が開け、遊歩道から古瀬戸方面の市街地や猿投山などが遠望できる様になりました。
今年はコロナ禍により私達FCAの活動をしばらく休止しておりましたが、しっかりと対策をとりながら再開する事となりました。
今回は時節柄少人数の参加でしたが、「樹木見本林」前の駐車場所から上方の「まなびの径」へ向かう遊歩道に沿って、背丈以上に伸びた笹の密集した斜面に分散して入り、林内に向かって笹刈りと共に桜やカエデをメインに残しつつ適度な間隔になる様除伐を進めました。
一部急な斜面もあり足元をしっかり確保しながら、また午後からは一時雨もパラつく中でしたが思った以上に作業が進められ、明るくスッキリした森林の範囲がより広がる状況となりました。
今後も森林浴や散策の皆さんにより良く楽しんでいただける様、順次整備範囲を広げてまいります。