私達フォレストサークル・あいち(FCA)が、愛知森林管理事務所(豊田森林事務所)の許可を得て取り組んでいる定光寺自然休養林の森林整備活動も、
今回で10回目を数えました。
定光寺自然休養林は名古屋市の北東部に隣接した瀬戸市北西部の丘陵山地で、人工林と天然林からなる緑豊かな森林区域に、森林交流館(丸根山駐車場に隣接)、約二ヘクタールの樹木見本林、二十キロを超える遊歩道も整備され、東海自然歩道も通っていますので、ハイキングや森林浴、樹木観察など自由に楽しむ事ができます。
FCAが担当するのは、森林交流館の南に位置する遊歩道「まなびの径」に挟まれた上と下の東斜面の区域で、以前は樹木の密集や高い笹により遊歩道からの視界も閉ざされていました。
2018/12に取り掛かった遊歩道から下方に広がる区域は、これまでの9回に渡る除伐と笹刈り作業により視界が大きく開け、古瀬戸方面の市街地や猿投山などが遠望できる様になっています。
今年度(20/4〜21/3)の活動は当初からコロナ禍により休止を続け、再開した昨年12月と今回の2回のみとなりました。
今回は夜半からの雨も朝の作業開始頃には上がり、前回に続き「樹木見本林」前の駐車場所を見下ろす最下部のエリアを何とか終了すべく、背丈以上に伸びた笹の密集した斜面に分散して入り、濡れて滑る足元をしっかり確保しながら笹刈りと共に、桜やカエデをメインに残しつつ適度な間隔になる様除伐を進めました。
また午後からは有り難い事に日も差す様になり、思った以上に作業が進められ明るくスッキリした森林の範囲がより広がる状況となりました。
4月からの次年度は、新たに遊歩道の上方区域に活動の重点を移し、森林浴や散策の皆さんにより良く楽しんでいただける環境となる様、森林整備に取り組んでまいります。