(社)名古屋林業土木協会では青年部会を組織し、森林土木事業の次代を担うことを目的に様々な活動に取り組んでおります。
今回、平成22年度総会の開催にあわせ、会員相互の意見交換とより幅広い知識を得ることを目的に勉強会を実施し、会員を始め46名が参加しました。
勉強会では会員の取り組み発表として谷上祐志さんから「災害ゼロ」から「危険ゼロ」へと題し、リスクアセスメントの取り組みが報告され、つづいて中部森林管理局名古屋事務所から参加頂いた松井栄副所長から今年10月に名古屋で開催される「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」、「グリーンウェイブ2010」、「”フォレスト・サポーターズ”運動」への協力呼びかけがありました。
続いて竹林 章所長から”雑談形式”と前置きされ、経済情勢等をふまえた中、「どうする建設業界」といった切り込みで「仕事量が減ることは地域の雇用が減ること」「地域の雇用を支えている建設業がどう生き残り地域の雇用を守るか」といった視点で、一つのヒントとして「林業・木材産業への参入→門戸は開けれている」として「森林・林業再生プラン」などについて説明があり、さらに「夢を追い求めて」と題した投稿をもとに、国産材のバイオマス利用に取り組んだ経験などのお話がありました。
意見交換では「竹林所長からの「こういう道もあるよ」といったアドバイスは林業土木に取り組む会員として経験もあり身近な話題。副業化で雇用や機械の活用にもなります」といった経験を交えた話も出されました。
勉強会を終え会員からは、「暗い話ばかりの中で何か勇気づけられた」「施工技術ばかりでなくこのような多彩な話が聞けてよかった」など、今後もこういった勉強会を望む声や会員同士の情報交換を望む声が聞かれました。
当協会では”フォレスト・サポーターズ”として「全国豊かな海づくり大会」や「COP10」さらには「グリーンウエーブ2010」などに地域のボランティア団体などとも協働し取り組むとともに、森林土木という森林により近い立場の建設業界の集団であることを意識し取り組んでい行く考えです。