【シンポジウム】『新たな森と人との関わり「Forest Style」の提案』が開催されました 

日 程

令和4年 3月 10日 (木)13:00~16:30

場 所

WEB配信(Zoomウェビナー)「無料」

主 催

(公社)国土緑化推進機構、美しい森林づくり全国推進会議
林業復活・地域創生を推進する国民会議

共 催 

(一社)日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)

内 容 

プログラムの詳細はこちら

 

2050年カーボンニュートラルの実現が掲げられ、温室効果ガスの大幅な排出削減と、削減が困難な排出量については吸収量と除去量より差し引き合計をゼロにすることが求められており、国際的にも重要な課題です。森林・林業分野については、カーボンニュートラルに向けて、二酸化炭素の吸収・固定、木材利用による炭素の長期貯蔵による貢献が期待されています。

森林や木材の機能を活かして、カーボンニュートラルを実現するためにも“伐って、使って、植えて、育てる”という森林資源の循環的な利用が重要であり、そのような循環的な利用に向けては、国内の森林・林業分野における生産性の向上、流通の効率化、人材の育成や確保、山村振興などの課題を解決する必要があります。

他方で、カーボンニュートラルの実現に向けては、「地域脱炭素ロードマップ」や「地域循環共生圏」で示されているように、地域資源の活用、地域間の連携、産官学金などの多様な主体の参画が求められています。また、新型コロナウイルスによりライフスタイルや環境への意識の変化が起きており、生産と消費、都市と農山村等において新たな関係性の構築が進んでいます。林野庁では、「Forest Style」という森林とのふれあいや森の恵みをいただきながら、健康で文化的に楽しく心豊かに暮らすこと(QOLの向上)を目指すライフスタイルの提案をしています。このような動きは、カーボンニュートラルの実現と森林・林業分野の課題解決を同時に進める可能性を秘めています。

また、我が国における二酸化炭素の排出量は、生産ベースでみると企業・公共部門が約8割ですが、消費ベースでみると約6割が衣食住などの家計消費由来となっています。つまり、カーボンニュートラルの実現には企業・公共部門だけではなく、一人一人の行動や関わりが重要であるといえます。

本シンポジウムでは、カーボンニュートラルを見据え、持続可能な社会の構築を目指すなかで、森林のもつ可能性、森林と人との新たな関係に向けて、企業や個人のこれからの行動や関わりについて考えます。

プログラム

開会挨拶

出井 伸之 氏(美しい森林づくり全国推進会議代表)
三村 明夫 氏(林業復活・地域創生を推進する国民会議会長、日本商工会議所会頭/ビデオメッセージ)

来賓挨拶

天羽 隆 氏(林野庁長官/ビデオメッセージ)

基調講演

『ニューノーマル時代における新たな”森林×ライフスタイル”の誕生と後来』
高山 範理 氏(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 上席研究員)

『カーボンニュートラルに向けた森林と人との関わり方』
松本 光朗 氏(近畿大学 農学部環境管理学科 教授)

事例報告 『Forest Styleの提案』

(企業による展開)
水谷 伸吉 氏(一般社団法人more trees 事務局長)

(自治体による展開)
荒金 太郎 氏(日南町役場 農林課主任・SDGs推進室長)

(福祉事業による展開)
出縄 貴史 氏(株式会社研進 代表取締役)

(市民団体による展開)
能勢 友歌 氏(NPO法人熱海キコリーズ 代表)

パネルディスカッション

『Forest Styleの実現に向けた方策を探る』
[進行]宮林 茂幸 氏(美しい森林づくり全国推進会議事務局長)
[パネリスト]基調講演・事例報告登壇者

閉会挨拶

沖 修司 (公益社団法人国土緑化推進機構専務理事)

 

お問い合わせ先

(公社)国土緑化推進機構 〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-4 砂防会館別館5階
TEL:03-3262-8437  FAX:03-3264-3974  E-mail:entry@green.or.jp