第2回「美しい森林づくり全国推進会議」

「美しい森林づくり全国推進会議」出井代表 挨拶

003_01最近は、洞爺湖サミットのことが話題になっており、地球温暖化防止策というものに、森林や林業分野に関しても大きなディスカッションが洞爺湖サミットで行われると考えております。

私、方々旅しますと、日本はやっぱり世界に冠たる森林国だと思いますし、また、森林や林業分野でリーダーシップを世界で取ってきていることが、非常に重要だと思います。

日本の森・山は本当にすばらしいが、これは単に放置してあっただけの受け身である・パッシブな森というのではダメで、手を入れていかなければならない。これをアクティブな森にしていかなければいけないというのが、基本的にこの森を大切にしようとする全国推進会議のポイントだと思います。

昨年、第1回美しい森林づくり全国推進会議を開催し、行動宣言を採択しました。幅広い国民の参加を得ながら多様で活力のある森林づくりを進めるなどの6つの行動(下記参照)に取り組むことになっています。

本日は、各構成団体から具体的な取り組みについて報告があると伺っており、出席の皆さんにおかれても、この機にもう一度「美しい森林」というものを考え、「美しい日本」というものを考え直すことで、改めて森の大事さを認識することとしていただきたいと思います。

福田 総理大臣 挨拶

低炭素社会の実現を呼びかける福田総理

低炭素社会の実現を呼びかける福田総理

只今、ガールスカウトの皆さんの活躍ぶりをご紹介いただき、森林の下刈り、枝打ちや間伐などを行われていることを知り、心強く思いました。

森林の大事さが、最近特に言われるようになり、環境の問題が理由として挙げられています。日本は森林大国であり、森林大国を将来にまで続けていかなければ、日本の環境は守れないと言われており、新しい目で森林を見直す時が来たわけです。また、最近輸入木材が減ってきていると聞き、木材が輸入できなくなると、環境のこともあり、国内でその木材を造り出していかなければならず、やはり森林は大事であり、山林を大事にしなければいけないと、皆さんと同様私も思っています。

7月7日から地球温暖化問題が主要テーマとなる北海道洞爺湖サミットが開催されます。サミット主催国として世界をリードする立場で、また、「自然との共生」という理念をその文化・伝統の中に有する国として、低炭素社会の実現に向け、国民一人ひとりが具体的な行動を起こすときとであると考えています。

子どもたちからプレゼントを受け取る福田総理

子どもたちからプレゼントを受け取る福田総理

美しい森林づくり全国推進会議の皆様方が取り組まれている植樹や間伐などの森林整備や、国産材の利用については、国民が主役の運動・活動として、是非、強化していただきたい。

このような取組が広く世の中に定着するよう、7月7日の「クールアース・デー」を中心に、皆様が更なる取組み・運動を展開され、地域社会や学校・職場などで、美しい森林づくりを通じた低炭素社会の大切さが伝わり、その実現を目指す取組みが日本全国に広がっていくことを期待しています。

政府としても、将来の世代からも高く評価されるものとなるよう、地球温暖化防止のための間伐の推進、国産材の利用などの取組みを皆様とともに推進していきたいと考えています。

若林 農林水産大臣 挨拶

多くの参加者に森林づくりをお願いする若林大臣

多くの参加者に森林づくりをお願いする若林大臣

皆様が日頃より美しい森林づくりに積極的に取り組んでおられることに心から深く敬意を表します。各界を代表する多くの皆さん方が、森林づくりのために関心をもち活動している国は、他に例をみません。

本日、世界の10数カ国の、森林の多いブラジルやインドネシアなどの国々の代表が集まり、G8サミットに向け『goho-WOOD円卓会議』を開催しました。違法に伐採された木材は使わないということをシステムとしてどう確立するかということを国際会議において知恵を出し合うというものです。これも大事なことです。

間伐の実施と多様な森林づくりを進めます

間伐の実施と多様な森林づくりを進めます

ご存じのとおり、京都議定書の第一約束期間に入り、7月には「環境・気候変動」が主要テーマの1つとして掲げられている「G8北海道洞爺湖サミット」が開催されます。地球温暖化問題は世界共通の課題として国民各層の関心が高まっています。

他方、我が国の森林に目を向けると、林業・山村の元気がなくなってきており、間伐などの手入れが不足する森林が増えてきており、そのような危機的な状況が各地に生まれています。
農林水産省では、間伐の実施を緊急に進めるとともに、100年先を見据えた多様な森林づくりを推進しているところです。

これからも、先人が築き上げてきた緑豊かな国土と木の文化を将来の世代に伝えていくために、皆様と歩みを一つにして、美しい森林づくりに向けた取組を推進して参ります。

米長 邦雄 氏 挨拶設立発起人・(社)日本将棋連盟会長(全国推進会議構成団体)

木を大切にする独自の取組を紹介する米長氏

木を大切にする独自の取組を紹介する米長氏

将棋という文化は、千年以上に渡って、皆様方に親しまれている伝統文化でありますが、将棋こそ、盤も駒も駒台も全て木で作られたものであり、我々は千年に渡って木とともに生きてきました。

しかし、木を使っている、木を切っているということでもあり、近頃反省し、やはり木を植えなければいけない、木を大切にしようということで始めた取組が2つあります。

1つは、盤で一番高級な材質の榧(カヤ)の木についてです。榧は将棋盤あるいは碁盤にするのに500年ほどかかりますが、箱根の森に「盤樹(ばんじゅ)の森」と名付けて、新聞社と一緒に毎年植樹祭を行っています。

2つ目は、柘植(ツゲ)が、駒では一番材質として良いのですが、不思議なことに、これは伊豆七島の御蔵島(みくらじま)以外には出来ないのです。あの島にだけ直径が5m以上もある柘植の木があり、その柘植駒に感謝する日というのを毎年5月の第2土曜日と定め、プロ棋士が行き行事を行っています。

今後も、美しい森林をつくるこの国民運動を盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

土橋 正幸 氏 挨拶設立発起人・プロ野球マスターズリーグ運営委員会議長

バット用の木材が安く手に入るよう願います

バット用の木材が安く手に入るよう願います

今世界中で温暖化の話題がテレビや新聞で出ていますが、今から4年程前に、その対策に協力しようということで、マスターズリーグの北海道から福岡までのチーム全部で200人位の選手が、いろんな試合場に行き、東京ドームや他のドーム球場のバックスクリーンに、CO2の問題とか、日本人は木を使おうというPR(木づかい運動)を行ってきました。今年も11月からマスターズリーグが始まりますが、こういう運動をこれからも益々盛んにやっていこうという所存です。

今、米長先生の方から将棋の駒のお話がありましたが、野球の試合も高校野球は金属バットなのですが、プロ野球や大学生は木のバットなのです。この木材は北海道の方で採れるらしく、種類でいうと、タモやトネリコという木材なのです。私は魚屋の息子なので、あまり木のことは詳しくないのですが、一度野球のユニホームを脱いだ時に、友人で材木屋さんがいまして、深川の新木場で2年ばかりお手伝いをしたんです。その頃はアメリカからもいろんな木材が入ってきて、何かこの日本人というのはブランドものに弱いといいますか、木ならば何でもアメリカのものが良いんじゃないかということで、アメリカのバットを使った人がいるんです。ところが、木じゃないんです、腕なんです。いくらアメリカの良いバットを使ったって腕がなければダメ。今、メジャーリーグで活躍している松井さんとかイチローさんは、日本の運動具やさんの木材を使ってあれだけの活躍をしているのです。やはり、いくらアメリカの木が良いって、そんな輸入したものを使っても2割しか打てないんです。みんな錯覚を起こしています。ところが、このトネリコとかタモという木材は、植えてから成長するまでにかなりの年数が掛かるんです。

この運動が始まってから、テレビで有名な大沢親分、あの人達だとか張本だとか、現役引退している人達が北海道に行って、そういう木を植えました。これは何十年後かにたくさん植えたトネリコとかタモを材とするバットがどんどん増えていけば良いと思います。バットですが、私がプロ野球に入った昭和29年は1本450円だったんです。諸物価は、社会情勢で価値も違いますが、今プロ野球選手が使っているバットは2万円以上するんです。それでうまい人は、常に芯に当てますから折れないのですが、輸入したバットで腕の悪い人は、芯に当たらないからすぐ折るんです。新しいものを持ってきて練習の時にパーンと一発で折ってしまう人がいるんですよ。それも何千万ももらっている選手ならば、それほど経済的に響かないと思いますが、まだ給料の安い選手達は、それだけのものを使って簡単に折ってしまうのは大変なことなのです。

ですから、大臣からお話にあったように、日本の緑や、バットの林や緑はないと思うけれど、こういうのがどんどん普及していき、子どもさん達が大きくなって野球をやる時にそういうものがもっと安い値段で手に入るようになればもっと普及すると思います。そのバットの木材というのが、非常に堅いため、福井県か石川県では、こういうものを集めて、箸を製造する会社があるとのことです。それがまた普通の材質よりも丈夫でいろんな需要があるそうです。今、グラウンドにファームの試合を見に行くと、折れたバットを集める人がいるんです。今、暑いですから。冬場ならば石油缶の中に入れて燃やしてしまうのは見たことがありますが、今はお箸にするらしいです。やはり無駄遣いはいけないんです。

今私もこの近所に住んでいますが、僕らの子どもの頃は、緑がたくさんありました。この界隈では、やはり神宮の絵画館の近所に行きますと、春は桜が咲くし、今でも多少はその立派な木が植わっているところがあるのですが、他に行ったらほとんどありません。建築だってそうです。どんどんコンクリートになっています。これはその時のいろんな建築の形によって変わってくるのですが。やはり僕らももうこの歳になると、入口を入る時も格子戸を開けて入るような感じの方が良いなと思います。皆さんはそう思いませんか。やたらとコンクリートの高い建物ばかりで、これも悪いとはいわないんですけど。もう少し、日本人ならばこの木を大切にして、これからどんどん日本の木材が使用されるように、我々マスターズリーグも応援していきますので、どうぞよろしくお願い致します。

江夏 豊 氏 挨拶プロ野球マスターズリーグ東京ドリームス監督

木づかい運動にこれからも協力していきます

木づかい運動にこれからも協力していきます

本年度よりマスターズリーグ東京ドリームスの監督を致します。

木づかい運動に協力して3年たちましたが、私個人的に一昨年に、茨城のほうに家を建てまして、それも国産の、日本の木でしっかりあちこち土台づくりをし、建てさせてもらいました。微力ながら木づかい運動に協力して、これからも地球温暖化の防止に少しでもお役に立てるよう活動して参ります。

若手も現役のプロ野球、もしくは我々が今やっている年寄り野球といいますかマスターズリーグを今後ともよろしくお願いします。

経済界における取組 猪野 博行 氏構成団体・(社)日本経済団体連合会

工夫を凝らしながら森林づくりを進めます

工夫を凝らしながら森林づくりを進めます

京都議定書の約束期間に入り、産業界においては、工場の製造工程やオフィスビルから排出される温室効果ガスの削減に向け、更なる取組の強化に努めています。同様に地球温暖化防止の観点から、森が果たす役割に一層の注目が集まっています。企業においても、森林づくりにもり取り組む理由として、二酸化炭素吸収源増加への貢献という観点を、挙げるところが増えています。

森林づくりへの企業の関わり方には様々な形があります。1つ目は、職員等によって直接的に森の範囲の拡大に貢献するものです。こうした活動は、企業自身によって行われるものや、地方自治体やNPO、森林組合等の協力によって行われるものがあります。元々所有している森について、環境保全を重視した造林・保育を行った結果、国際的な森林管理の認証を行う森林管理協議会いわゆるFSCから認証取得した企業もあります。また、事業に関連して森林の拡大に貢献している事例もあります。例えばあるメーカーは、顧客から希望者を募り赤ちゃん誕生を記念し苗木の植樹を行っており、20年以上に渡って現在も続いています。

企業と森の関わりの2つ目は、間伐材の利活用を進めるケースです。ご存じのように森林吸収源と認められるため、適切な森林経営のためには、間伐が不可欠であり、間伐によって伐採された木材の利活用の推進は大きな課題です。例えば間伐材を積極的に自社製品に利用する取組を行っている製紙会社もあります。コピー用紙、雑誌や本等の印刷用紙、クラフト紙などの紙の種類に応じて、多くの間伐材を使う・使用できるよう工夫しているとのことです。その他にも間伐材を名刺に利用したり、建築用材料や造園、ガーデニング資材あるいは製品輸送時の緩衝材として活用している企業も多くあります。

3つ目は、一般の方々に森に親しむ機会を提供することです。地域の方々や子どもたちを対象に、社有林でのイベントを行っている企業がこれに当たります。例えば、幸せの青い鳥を探すことをテーマとする企画や、森から集めた木の葉でオリジナルのエコバッグをデザインするという企画が報告されています。

4つ目の企業による活動は、森林づくりを行っているNPO等の市民もり団体に対する支援です。この活動には、1社で行うものや複数の会社で行われるものがあります。例えば、メーカーと販売店が協力して一定期間特定商品の販売促進を行い、売上げ数に応じて二者がそれぞれ同額の寄附を行うといった例があります。

今後とも産業界としては、企業ならではの工夫を凝らしながら森林づもりくりに向けた様々な取組を進めて参ります。推進会議の機会を活用し、主体間の情報交換やネットワークの形成が活発に行われることを期待します。こうした推進会議を介した主体間の対話や交流が、美しい森林づもりくりのための国民運動のさらなる拡大につながることを願っています。

地方における取組 小石原 範和 氏(社)京都モデルフォレスト協会副理事長

環境保全や地域づくり運動を発展させていきます

環境保全や地域づくり運動を発展させていきます

近年、木材価格の低落や林業労働者の高齢化、後継者不足等により、間伐や植林等々の森林整備がなかなか行き届かなくなり、多くの森林が荒廃している現状にあります。府域の75%を森林が占める京都府においても、その現状は大変厳しい状況にあります。例えば、森林整備に大きな役割を果たしている林業労働者は、平成の初めには、京都府下に約2000人の方がいましたが、現在は700人を超えるくらいです。そういう中、従来から森林所有者や森林組合、行政主体と一体となり、色々と整備に取り組んできましたが、今後はそのことに加え、京都府民みんなで、京都の森林を守り育て成熟しつつある国産材を循環利用を図る、その中で森林整備の促進を図ることが今大事であると考えています。そこで、京都府では3年前の平成17年に「京都府豊かな緑を守る条例」を制定し、翌年18年の11月には、社団法人京都モデルフォレスト協会を設立しました。森林所有者や地域の住民、大学、企業等々のパートナーシップのもと、この運動を全国に先駆け取り組んできました。

このような中、企業による森林づくりが京都府域全体に広がっており、現在14の企業体が、モデルフォレスト協会や市町村で、整備に当たっての協定を結び、植林や間伐等の森林整備を行っています。その中で、地域の豊かな水源を守る「命の森林づくり」、京都の伝統的行事を支える「文化の森林づくり」、どんぐりや山菜がたくさん実る「恵みの森林づくり」、さらに子どもたちの環境学習や自然体験ができる「学びの森林づくり」等多様で楽しい森林づくりを目指しています。企業のコンセプトは、社会貢献や地球温暖化防止への貢献、社員の環境意識の高揚や、心身のリフレッシュなど様々ですが、森林所有者や森林組合、ボランティア、大学、行政等と連携をしながら取り組んでおり、年度内には20を超える企業との間で先程の取組が進められると思います。

モデルフォレストとは、1992年の世界地球サミットにおいて、カナダが提案した森林を核とした持続可能な地域づくりの実践活動です。現在世界19ヵ国40地域において広がっており、京都もその一員として参加しています。現在の会員数は、個人・企業・団体・行政など合計約40の団体等が入っており、企業等への活動フィールドの斡旋や、緑化のための募金の呼びかけ、森林体験教室の開催、啓発・広報活動など府民や企業参加の促進を図る取組を行っています。

この運動を更に推進するために、京都府においては独自の制度として森林吸収量の認証制度を実施しています。また、モデルフォレスト運動は、森を守り育て地域材の利活用を促進する運動です。地域の木材を地域で使うことが、木材の輸送に掛かるCO2の排出量が少なくてすみ、地球温暖化防止に貢献するということで、このことを消費者のみなさんにしっかりアピールをしながら、府内産材を取り扱う事業体や工務店、設計事務所の認定制度を作り、地域材を利用した木造住宅には、1a当たり1万円の交付金を交付するなどの支援を行っているところです。

京都議定書の誕生の地である京都として、モデルフォレスト運動というものを通した環境保全や地域づくり運動の取組を発展させて、美しい健全な森林を次の世代に引き継いでいくことが、今を生きる私たちの使命であると思います。そのためにも、やはり聞くだけでなく、山に入り、森林の状況ということをしっかり目で見ることが必要であり、今後とも皆様方のご指導やご意見により、日本が世界に誇れる取組を進めて参りたいと思っています。

子どもたちの取組 石井 直子 氏構成団体(社)ガールスカウト日本連盟会長

長く取り組んでいる緑の募金活動をこれからも継続します

長く取り組んでいる緑の募金活動をこれからも継続します

ガールスカウトとは、世界144ヵ国、約1000万人が所属する世界最大の女性社会教育団体です。日本では、現在47都道府県に約5万人の会員がおり、幼稚園の年長から高校生までがガールスカウト教育を受ける側、それ以上が成人会員としてガールスカウト運動に関わっています。勇気・信頼・友情・礼儀など今の時代に大変必要な倫理的な規範を基に、環境・平和そして少女達が抱える課題など、現代社会が持つ色々なテーマに取り組んで体験活動を通して女性が自らの可能性を最大限に伸ばせるようにするという使命を持つ団体です。長く取り組んでいる緑の募金活動をこれからも継続します。

ガールスカウトや子ども会の子どもたちと歓談する福田総理

ガールスカウトや子ども会の子どもたちと歓談する福田総理

私たちは、長野の戸隠の森の中に教育施設を持っており、夏の間、全国から少女達が集いキャンプを行い、自然とともに森の中で生活をします。自然に触れて感動し美しい自然を守ろうとする心を育てています。その1つとして全国の支部のほとんどが、緑の募金活動を行っています。東京都支部でいいますと、昭和43年から募金活動を行っており、各地域の緑化推進委員会と連携しながら、春と秋の募金月間を中心に街頭で呼びかけを行っています。この活動は、40年以上もの長い間日常的な活動として長く取り組んでおり、これからも継続して取り組んで参ります。

2つ目は、全国で8支部が15箇所に「ガールスカウトの森」をつくっています。美しい森林づくり事業というのは、実は私たちが長年取り組んでいる活動そのものです。例えば、東京都支部は1970年よりガールスカウトの森づくりを始め、現在4つの森を管理・育成しています。地球温暖化防止など環境問題に関心を持って活動しているガールスカウトは、2002年から毎年下草刈り、枝打ち、間伐などの森林づくり体験を行っています。参加者は毎年130名以上に上ります。さらに2002年度より国際緑化にも取り組み、冷害によって緑の環境悪化が拡大するモンゴル自治区の子どもたちのために、校庭に緑を送ることとし、2003年から2007年にかけてウランバートル市の学校にカラマツ、モミジ、ブッシュ用の灌木等の植樹に少女達が行きました。

また、長野県支部ではガールスカウトの第1の森を植樹して19年目になります。以前はなよなよとしていた木が、今はすっくと背を伸ばしてたくましく育っています。第2の森は5年遅れで植えたので、木々たちはガールスカウトの少女にもう少し面倒をみてね、と言っており、その言葉どおりスカウト達は懸命に下草を刈り、枝打ちをしています。

このたび、美しい森林づくり全国推進会議に参加することは、日頃のガールスカウト活動の延長・内容そのままです。この会議に参加することにより、日本の森林が社会でどういう位置づけなのかを確認し、取り組む意義というのを見つめ直すきっかけになりました。 今後、新しく美しい森林づくりの運動に参加しようと考えられている企業やNPO団体の方、是非、ガールスカウトの森林づくりの活動を知っていただき、お互いに連携し活動の幅が広がるように協力していっていただけませんでしょうか。私たちはその連携を大変希望しています。

活動宣言

(社)全国子ども会連合会の田村隆成さん、泉キリアさん、 (社)ガールスカウト日本連盟の松下珠理さん、相川真理衣さん、川崎真凛さん、小島彩さん、小高凛さん、横田沙羅さん

(社)全国子ども会連合会の田村隆成さん、泉キリアさん、
(社)ガールスカウト日本連盟の松下珠理さん、相川真理衣さん、川崎真凛さん、小島彩さん、小高凛さん、横田沙羅さん

わたしたちは、7月7日のクールアース・デーにあわせて、一人ひとりが、日本の森林で育った木を使ったり、身近な緑を大切にするなど、身の回りのできることから、美しい森林づくりに向けた行動を起こしたいと思います。

そして、地球温暖化を防ぎ、清らかな水を育み、私たちの暮らしを災害から守り、多様な生き物が住む美しい森林づくりを進め、これを未来に引き継いでいくことを誓います。