中津川市付知町では毎年5月の連休期間に「森林(もり)の市」が開催され、木とのふれあいを楽しむ多くのかたでにぎわいます。この協賛イベントとして付知町まちづくり協議会では、中部森林管理局東濃森林管理署(中津川市付知町:枝澤 修署長)が管理する裏木曽国有林において、来年第62回式年遷宮を迎える伊勢神宮の御用材伐採式が行われた場所や、木曽ヒノキの大木として選ばれた二代目大ヒノキが生える森を案内するツアーを関係機関と連携し計画されました。
(社)名古屋林業土木協会付知支部(三尾秀和支部長)は、ツアーに使用する歩道が冬期の凍結などで崩土が多いことから、東濃森林管理署とも相談し”フォレスト・サポーターズ”活動として歩道の整備や林道の整備に取り組みました。
この裏木曽国有林では、昨年、2011国際森林年の一環として「森林と市民を結ぶ全国の集いin裏木曽 〜裏木曽の森を歩こう〜」が開催され、全国から多くの方が参加されています。
この集いは付知町まちづくり協議会が中心となった実行委員会により運営され、付知支部も一員として事前の歩道整備や当日の運営に協力し、本年3月に「国際森林年際し積極的な活動」として皆川林野庁長官から実行委員会あてに感謝状が贈呈されるなど、地域と連係した取り組みに対し大きな評価を頂いたところです。
今回のツアーにあたっては会員11名が参加し、日頃培った技術を活かして整備に取り組みました。支部では今後も国民の森林として大切な国有林と市民とのふれあいなどに”フォレスト・サポーターズ”として協力して行く考えです。