「大人こそ学んで下さい」国連・持続可能な開発のための教育(ESD)の10年を締めくくる、ユネスコ会議が「あいち・なごや宣言」を採択し閉会した翌朝、中日新聞社説の見出しです。
10日から12日までの3日間、名古屋国際会議場を会場として開催され、昨日は林野庁主催の併催イベント「森林環境教育の充実とESDの推進」セミナーも同会議場内で開催されました。(写真)
セミナーー冒頭、主催者を代表し、今泉 祐治 林野庁森林利用課山村振興・緑化推進室長から開催の趣旨などが説明されたあと、国土緑化推進機構 梶谷 辰哉 専務理事など5名の方から講演があり、その後、森林総合研究所多摩森林科学園 大石 康彦 教育的資源研究グループ長を座長として講演を踏まえた講師等によるパネルディスカッションがもたれ、パネラーからは、ESDを実践するのに最適が森林であるなどといった発言がされていました。
中日新聞の社説は閉会式のフィナーレに参加した小中学生からのメッセージを紹介。
「持続可能な社会とは、未来を考え、お互いを思いやり、人間だけでなく、すべての生き物が、ともに幸せに生きる社会です」「持続可能な社会づくりを難しくしているのは、とどまることを知らない人間の欲、自分勝手なわがままな気持ち。意識や関心が低く、知識が少ないことなんです」「いろいろな問題の原因をつくっているのは人間ですが、それを解決していくのも人間です。だから大人のみなさんも、本気になって取り組んで下さい」
社説は最後に、未来を生きるみなさんからの重い宿題、私たちは、しっかり受け止めなければなりません。と結んでいます。
一夜明けた名古屋国際会議場。前日の雨模様の朝とは打って変わり、秋景色のなか、真っ青な青空の下ですっきりとしていたことを、フォレスト・サポーターズ活動の一環としてお伝えさせて頂きます。(写真)