2015年10月24日(土)に開催致しました、「森林セルフケアフォーラム2015」の午前中のプログラム「屋外森林セルフケア」より「コースA」を原田 純子さんより活動報告を頂きました。
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■日時:2015年10月24日(土)10:00〜12:00
■場所:オリンピックセンターの庭
■天候:晴れ
■インストラクター:馬場 健一
■アテンドスタッフ:原田 純子
■参加者:6名
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■担当者より
初めに「森林という場を使って、自分の感覚や感情に気づいていくことを目指し、今日は自分の体・心を感じてみましょう」という馬場さんの言葉があり、自分の手の感覚を通して、自分や自然を感じる体験プログラムをいくつか用意して下さった。
先ずは室内でのセッション。馬場さんの専門分野である鍼灸の世界では、漢方の五行陰陽説に基づいて心を気持ち (感情)と捉えたなら、それぞれの感情(怒り、喜び、憂い、悲しみ、恐れ)が特定の臓器に宿ると考えると説明があった。それによると森(木)は木性であるので、内臓で表すと肝臓になるという話を聞いて、自分の手を肝臓の部位に当ててそれを感じてみたりした。心と言えば心臓とか脳とかを結び付けがちであるが、「肝」とも言うことから、心に通じるのは肝臓なのかと文字通り腑に落ちて新たな気づきもあった。
次いで隣接する代々木公園側の日当たりの良い庭へ移動し、室外でのセッションが行われた。庭の中ほどにある2本の楓の木は、下見の時に話しかけ、体験会の協力を快く承諾してくれたという。まだ緑の葉を心地よい風にそよがせながら、ほど良い木陰を作っているこの木々のパワーを体に感じたり、参加者で輪になって手を繋ぎ、それぞれその時に感じたことを言葉にしたりしながら、セッションは進み、無意識のうちに宇宙に繋がっているように思えたり、自然観察、五感体験、腹式呼吸...と進める通常の森林セルフケア体験会とは違うメニューが新鮮だった。
最後に楓の木の下で車座になって座り、一人一人の今日の感想や決意表明?があり、セッションは終了したが、参加者の顔はみな明るくスッキリしており、それぞれに自分を意識することができた満足感のように感じられた。