2015年10月24日(土)に開催致しました、「森林セルフケアフォーラム2015」の午前中のプログラム「屋外森林セルフケア」より「コースB」を今川 智映子さんより活動報告を頂きました。
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■日時:2015年10月24日(土)10:00〜12:00
■場所:オリンピックセンター内
■天候:晴れ
■インストラクター:神山 和久
■アテンドスタッフ:今川 智映子
■参加者:2名(男性0名/女性2名)
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■担当者より
よく晴れた気持ちのいい朝、オリンピックセンターの奥に和やかな雰囲気で向かった私達は、鮮やかに色づいた美しい森に迎えられました。神山さんの穏やかなガイドの元、森や自然と自分の身体が繋がっていくイメージができる様々なワークを体験しました。その中のいくつかをご紹介します。
●身体に意識を向ける:
はじめに頭の先から足の先まで丁寧に意識を向け、自分が今どういう状態かを確かめます。しゃべったり歩いたりしていると気づかない自分のコンディションを、落ち着いて確かめることができました。
●足の裏の感覚:
じっくりとコンクリートと落ち葉の積もった土を歩き比べます。それまで気づかなかったコンクリートの腰へのダメージ、森の土の柔らかさに参加者も驚いていました。
●腕を枝にする:
自分が樹になったつもりで枝を持ってぶらんぶらんと振ってみます。目をつぶると自分の手が伸びたような感覚がします。
●目をつぶってまっすぐ歩く:
左に森、右に建物の道で目をつぶり、感覚だけでまっすぐ歩きます。目をあけるとビックリ!全く道をそれて歩いてしまっていて、普段いかに目の情報だけに頼っているかに気付かされます。
●土になる:
最後に土になるという体験をしました。身体がだんだん土であるかのような気分になり、地球と一体化する感覚。自分も自然の一部であることを心地よく感じることができました。
普段気にすることの少ない身体のパーツごとの感覚。それぞれを丁寧に感じることで、自分が生きていることの実感、身体の声を聴いてあげることの大切さ、そして自然と一体化することの心地よさを存分に味わうことができました。
DSC_2755.JPG 「森林セルフケア」としての基本的な考え方は同じですが、個性豊かな森林セルフケアサポーター1人ひとりの創意工夫や得意分野によって様々な伝え方、多種多様な内容を楽しめる体験を創り出していけることを再認識しました。神山さんの心地よい声と優しい雰囲気、そして暖かく私たちを迎え入れてくれる森に、心身ともに癒された時間となりました。