各地の観光地では多くの観光客がみられるなど、コロナ禍前の日常が戻りつつありますが、名古屋林業土木協会神岡支部では本格的な夏山シーズンを迎え例年以上に入山者が見込まれている、中部山岳国立公園の山岳部(北アルプス)へ通じる登山道一部の除草作業を行いました。
北アルプスの登山道は、山小屋を中心とした関係者の労力と資金、それらを支援する行政の取組によって維持されてきましたが、近年、ヘリコプター輸送費の上昇や登山道被害の増加、コロナ禍など、環境の変化により、これまでの枠組で登山道を維持し続けることが難しくなっており今後の維持のあり方について関係者が参集し検討されています。
北アルプスを訪れる登山者が安全で快適な登山ができるよう登山道等の維持補修や周辺環境の保全に取り組んでいる「北アルプス登山道等維持連絡協議会」からの依頼を受け取り組みました。
とき:令和5年8月1日(火)
場所:北アルプス飛騨側登山道
穂高平避難小屋〜白出沢入り口 間 約2.5km
わさび平小屋〜下抜戸 間 約3.8km
参加者:神岡支部会員企業6社・9名
当日は、平日であったにもかかわらず登山者は右俣、左俣(←入山コース)どちら側も多くの入山者がみられ、作業には安全確認等、十分に注意を払っての作業でした。
作業に参加した会員からは、「大勢の登山者から『お疲れ様です。ご苦労様です』と声をかけられたほか、穂高平避難小屋、わさび平小屋など山小屋関係者からは非常に感謝していただき、すがすがしい気持ちになりました。」といった感想が事務局へ届きました。
作業内容:除草作業