「自然豊かな飛騨市、白川村の象徴 天生県立自然公園は美しいブナの原生林や、目をみはるようなカツラの巨木だけでなく、季節に応じ、たくさんの植物を楽しむことができます。是非、皆様に訪れて頂きたい場所です」
これは岐阜県飛騨市が8月8日(日)に実施したオオバコ除去作業のボランティアを募集したときの案内文で、天生(あもう)の自然の素晴らしさを紹介した一節です。
天生県立自然公園は飛騨森林管理署(高山市:原 修署長)が管理する天生国有林を中心とした飛騨市と白川村にまたがる高層湿原と原生林ががひろがる県立公園ですが、増える登山者の靴で運ばれたオオバコが登山口から徐々に奥へと進入していました。
外来種の蔓延に危機感を持った協議会や飛騨森林管理署がオオバコ除去に取り組んでいましたが、市民の大切な財産は市民で守ろうといった気運が高まり、数年前から市民ボランティアを募集をして取り組むことになり、今回もこの住民との協働作業としてボランティアの案内がされたもので、この取組は全国森林レクリエーション協会(会長:三浦雄一郎氏)の森林レクリエーション地域の美化活動コンクールで農林水産大臣賞を受賞しています。
(社)名古屋林業土木協会古川支部(柳 七郎支部長)ではこの取組に毎年協力しており、今年も”フォレスト・サポーターズ”として参加、スヌーピーののぼりも立ててフォレスト・サポーターズ活動のPRにも取り組みました。
当日は支部から12名が参加、全体では56名によるボランティア作業となり、毎年の取組成果が現れてきたのかオオバコの数も減少してきているようです。
支部では今後も”フォレスト・サポーターズ”活動により地域の貴重な自然財産の保全に取り組むことにしています。