(社)名古屋林業土木協会富山支部(支部長 高平 剛)では富山森林管理署(富山市:阿久津 聡署長)が地域の要望に応え地域とともに取り組む「地域発案システム」の取り組みに協賛し、霊峰立山ブナ坂国有林にある「美女平風景探勝林」散策路の整備作業を地域の方々と協働し”フォレスト・サポーターズ”として取り組みました。
富山森林管理署ではこの地域が樹齢2000年にも達するタテヤマスギを始め、貴重な自然が残る地域であり、地元からの要望もふまえ地元の木材を利用したウッドチップを散策路に撒き自然環境を保全しようと計画されたものです。
当日は富山森林管理署からは西田敦流域管理調整官のほか13名が、立山山麓森林組合からは2名が参加し、当協会からも高平支部長など11名がスヌーピーののぼりを持参し参加、フォレスト・サポーターズ活動のPRにも一役買いました。
作業は2回に分けられ、今回は散策路に撒くウッドチップを霊峰立山の地元、立山町にある官行造林で間伐した木材を利用し製作するため、林内に残っている丸太をチェンソーで短く切断し、それを人力で道まで搬出、チッパーシュレッダーで丸太をチップに加工し土嚢詰といった作業に日頃の技術や経験を生かし取り組み、予定通り土嚢袋で450袋のウッドチップを作成、立山山麓までトラックで運搬しました。
次回はこのチップを昨年散布した散策路の先まで運び、散布の延長をのばしていく作業となりますが、次回も”フォレスト・サポーターズ”として参加することにしています。