(社)名古屋林業土木協会富山支部(支部長 高平 剛)では、9月3日のウッドチップ作成に引き続き、今回は散策路へのウッドチップ撒き作業に取り組みました。
当日は台風9号の影響で久しぶりの雨降りとなりましたが、全員カッパを着込んで前回ウッドチップを製作し土嚢袋に詰めたものを、バケツリレーの要領で手渡し運搬を繰り返し目的地まで運搬。歩行や流水で根もとが洗掘されている箇所などにウッドチップを撒きました。
本当はもっと運搬が大変なのですが今年は事前に森林管理署職員によりある程度の運搬がされており、そのかげで散布作業も順調に進みました。
作業には富山森林管理署から阿久津聡署長を始め16名、立山地区国有林野保護管理協議会からは舟橋貴之立山町長を始め27名が参加、当協会も前回に引き続き支部各会社から11名が参加し作業にあたりました。また、今回は一般募集もされ4名の方が参加するなど、地域の貴重な財産を地域で護る取り組みがより広がっているようです。
舟橋立山町長は役場のHPで「立山連峰の清冽な雪解け水に育まれた、豊かな大地と美しい自然を未来に引き継ぎ、いま住んでいる人々の生活を守り、安心して暮らせるまちづくりに全力で取り組んでいます」と抱負を語っておられ、今回取り組んだ場所はNHKが登山家田部井淳子氏をゲストに「金とく、巨樹が眠る神秘の森」と題してその魅力を伝えられた場所でもあり、富山森林管理署が取り組む地域発案システムはまさにその具現化の一つと言えそうです。
当支部では今後も国有林と地域が連携した取り組みに”フォレスト・サポーターズ”として取り組んで行く考えです。