今回はツルハンモック制作とハンモックキャンプ!
【気候】
9日 晴れ 気温 22℃〜28℃、風速1〜5m
10日 晴れ 気温 24℃〜29℃、風速1〜5m
昨日の台風の影響が気になりましたが、
天候に恵まれ、涼しく過ごしやすかったです。
【参加者】 4人、みちやま、まき、やすさん、雁ちゃん
【本日の作業】 ツルハンモック制作、夜の里山体験
【タイムライン】
12:00頃 みちやま里山到着、作業開始
14:00頃 まき到着、作業補助、薪集め
16:00頃 ツルハンモック完成、雁ちゃん到着(写真撮影)
17:00頃 雁ちゃん帰る、ハンモック設置、火起こし
18:00頃 夕食
22:00頃 やすさん到着(沢山の食材を持って!ありがとう!)
1:00頃 就寝
6:00頃 起床、朝食
7:00頃 広場整備、消火
9:00頃 下山
ツルハンモックを企画したメンバーみちやまのレポート↓
今年映画「アバター」を映画館で観賞したときに、大きな木の大きな葉っぱに包まれて寝るシーンがあった。これって「原始のときのハンモックっぽい」自然とより繋がっていることが実感できる最高の天然素材。
いつかこんなハンモックに包まれてみたい!
と願っていた。映画を鑑賞する前から、東京里山開拓団にはお世話になっていて、里山を開拓する上で、あまり人が手をつけていない山のため、ツルが余るほどそこらじゅうにいっぱいあった。
当時はターザンなどで遊んだりしていた↓
http://satoyamapioneers.web.fc2.com/
しかし今回このツルを使い、ハンモックを作れれば、里山の魅力がより広がると可能性を感じ、ワクワクの気持ちと一緒にチャレンジすることに決意する。憧れの高橋歩さんと会話することでやる気が高まり、テレビ番組収録のスタジオでハンモックアーティストという枠で薬丸さんが「この方はいろいろなハンモックを作っている」という紹介をしていただき、作らずにはいられない状況になったのも、理由の1つ。
制作時間はたいしたことなかった。ものの1時間ちょっとあればできた。ただ、ツルを山の中からかき集めるのがものすごく大変だった><木に絡みついているツルを引っ張って、回して、ほどく。ときどきのこぎりを使って適切な長さにしていくのだが、斜面から獣道まで運ぶのがも〜大変。木に引っかかっては足を滑らせこける。起き上がって引っかかった部分を外すためにまたくだり、そして登る。またひっかかる。。。これの繰り返し。
1人でやっていたので、たまに何やってんだ〜俺。水分足りてるか〜って大丈夫か〜って身体と心に会話しながら進める。
ツリーハウスに運んだときに、開拓団メンバーのまきちゃんがいたときには、嬉しい反面、運ぶの手伝ってほしかったー><って泣きそうになった。2人だったらもっと楽だった。
かき集めたツルを太さ別に分ける。太いものを端っこに使い、乗る真ん中の部分はできるだけソフトなあたりにしたいので、細めのものを使う。
ロープにツルを巻きつけるのが結びにならなくても〜かなり強引に巻きつける。とにかく引っかかればいいといった感じで…いつもとは逆に編みこんでいくため、ちょっとたまに、あれ合っているかな?と不安になりながら進める。ま〜最初だから壊れるだろ〜ざっくり作ってみて修復する感じにしよーと気軽な感じで進めた。編みこんでいるときの気持ちは「鳥が巣を作る気持ちがわかる」すごくワクワクして今までのハンモック製作で一番雑なのに、心はピュア。「楽しーっ」と思わず声を発する。その間まきちゃんは夜の焚き火用の薪をのこぎりでせっせこ切る。
完成後、開拓団メンバーのいわっちゃんがきて、撮影バシバシ。いい感じのショットをおさめてくれていた。乗り心地はどう?と聞くと「しっかりしていますね〜」と高評価。
僕も乗ってみたけど、ま〜ゴツゴツして気持ちいいとはいえないけど、ツルに身を任せていると、小鳥になった気分になり、木のありがたみを最大限実感することができた。ここに今度きたら動物が乗っていてくれたら素敵だな。自然のもので作れば動物とも一緒に共同生活できるかもね。絵本のような世界はきっと実現できるんだよ。だって人が想像したことだから。
完成後、夕食をとって、焚き火をしてるとみょうにお腹が空いてきた。そうだよ、あんだけ動いたんだから、これじゃ足りんよな・・・開拓団で美山の近くに住んでいるやすさんに連絡。やすさんはノリノリで食材いっぱい持ってきてくれた。そして、宴。なんとフライパンも持ってきてくれて、調理した。焚き火でする料理はシンプルで究極にウマい。
暗くて何食べているかわからないのに、ものすごくウマい。
森の空気ごと丸々食べているから…やすさんは気をきかせてお酒も用意してくれていた。この上ない至福の瞬間(とき)
そして満天の夜空。流れ星は見えなかったけど、八王子の夜景が見れた。
そして静まる闇の中、ほろ酔いでハンモック就寝。無音の中で、身体の芯から休めるって都会では経験できない。睡眠時間は短いかもしれないけど、濃厚な生きた睡眠。
やはり山は一晩過ごしてみないとわからないことばかり。
最高の仲間と最高の環境に感謝。これからもっと美山で過ごせる時間を増やしていきたい。