(財)日本森林林業振興会名古屋支部(土川 哲夫 支部長)では、国有林における国民参加の森林づくりの一環として、中部森林管理局と分収造林契約を締結され、今般、中部森林管理局岐阜森林管理署(中岡 茂 署長)とともに「たかすふるさと植樹」と銘打って「国際森林年 記念植樹祭」を開催されました。
(社)名古屋林業土木協会荘川支部(小坂 勝美 支部長)ではこれに協賛し、仮設トイレの設置などに取り組むとともに、「グリーンウェイブ2011」の協力団体としても植樹に参加しました。
当日は地元の小学生親子や中学生、それに林業関係者など120名が参加。開会式では、今年は国連が定めた「国際森林年」であり、森や木とのふれあいを通じて森林・林業の大切さを知ってほしいといったあいさつのほか、地域振興に取り組む国有林のお話、地元からは高鷲の山もまだまだ手入れが必要といった話があり、全員で記念写真を撮影(写真)した後、植樹に移りました。
植栽箇所は急傾斜で根っこがたくさんあり掘りにくい現地でしたが、子どもたちは、お母さん、お父さんや関係者に助けてもらったり、一人で懸命に掘ったりしてヒノキ500本を植樹しました。(写真) 植樹が終わり昼食の後、地元「高鷲民謡保存会」の皆さんが地元に伝わる民謡を披露されました。遠くに奥美濃の山並みを見ながら高鷲の町を見下ろすロケーションでの民謡と踊りはステージで見るそれとは違い、山国の風情を感じる趣のあるものでした。
その後子どもたちは岐阜森林管理署 安江 清文ふれあい係長から森林の働きをわかりやすく体感する実験やバード・コール作りなどの森林教室で楽しい時間を過ごしました。
高鷲町はちょうど田植えの季節。隣接する高山市荘川町では「荘川桜」が例年より1週間ほど遅い満開を迎えており、晴天に恵まれた春の一日をフォレスト・サポーターズとしてお手伝いすることができました。