中日新聞、岐阜新聞、北日本新聞など全国地方新聞社連合会主催の木材利用ポイント・全国都道府県縦断シンポジウムが、それぞれ「木で未来をつくろうin○○県」と銘打ち、岐阜県は4月22日に岐阜市「ふれあい福寿会館」において林野庁から新島俊哉 整備部長などを講師に、富山県は4月26日に富山市「富山県中央植物園」において沼田正俊 林野長官などを講師に、そして愛知県は4月27日にJR名古屋駅前「ミッドランドホール」において、沖修司 国有林野部長などを講師に、講演とパネルディスカッションがありました。
当協会会員には建築業を営むものも多く、フォレスト・サポーターズの取り組みとしても会員に紹介し、それぞれの会場で参加させていただきました。
岐阜会場では新島課長が「山側で森を整備する立場から木づかいが大切なことを伝えたい」と、富山会場では沼田長官が「木を使うことは良いことなんだを共通認識に」と話されるとともに、映画「ウッジョブ!」に触れられ、原作(「神去るなあなあ日常」)が月刊誌に連載される際、作者の三浦しをんさんに色々話をされたことなどにも触れられました。(写真)
名古屋会場では冲部長が「木を植えて 育てて 伐って使うという循環が大切。今は少子高齢化の状態」など、木づかいの大切さを話されました。(写真)また、同会場では映画「WOOD JOB!ウッジョブ」の上映もあり、会場は感動と笑いと少し涙に包まれ、上映が終わると参加者から大きな拍手が。映画のシーンで、高値で売れた木を見て「全部伐れば億万長者だ」と言う緑の雇用で神去村に来た主人公・勇気に対し、中村林業の社長が、農業と違って林業は自分の代では結果が見えない、次の代へと引き継いでいくことが大切といったセリフがとても印象に残りました。
公開は5月10日から、全国の東宝系映画館で上映です。公式HPは「詳細はこちら」でご覧下さい。参加した会員からは「山間地には映画館がないけど山に住んでいる人こそ見る映画、付知町でも上映したいくらい」といった感想も聞かれました。