一般社団法人名古屋林業土木協会(梅田豊 会長)では、林野庁が取り組むサポーター制度による「レクリエーションの森」の整備として、飛騨森林管理署(高山市:田尻明彦 署長)が管理する白山白川自然休養林(岐阜県白川村平瀬)において、同休養林保護管理協議会(会長 成原茂白川村村長)とオフイシャルサポーター協定を昨年締結しました。
このような取り組みが平成26年度版「林業白書」の中で、国有林の「国民の森林」としての管理経営の項で、取り組みの【事例】として紹介(P202)され、協会が取り組む公益目的の取り組みが一定の評価を受けたものと考えているところです。
この白山白川自然休養林は国有林の計画制度の中で、その名称を「変更の要望が地元から出され、地域(所在地)をより的確に表す名称に変更する」として、今般「飛騨白山白川郷 自然休養林」に変更されました。白川村では白山の岐阜県側にはすばらしいブナ原生林と景観があることから、近年完成した道の駅も「道の駅 飛騨白山」としており、「加賀の白山」とタイアップしながら白山の魅力を広めており、今回の名称変更もそういった地元の要望が反映されたものと考えております。
名古屋林業土木協会荘川支部(小阪勝美 支部長)では、飛騨森林管理署や協議会と打ち合わせる中で、今般、名称の変更に伴う標柱設置と自然散策路「白水の森」歩道の整備等にオフィシャルサポーター協定に基づき、フォレスト・サポーターズ活動として取り組みました。
当日は飛騨森林管理署からも田尻明彦署長、大森裕司 総括森林整備官、成瀬徹 白川森林事務所森林官に参加頂き、散策される方の安全確保に向けたグリーンロープの張り替え、草刈りとともに、標柱(径40cm、長さ4m)を休養林内の3箇所に建て込みました。 当日の東海地方は梅雨明けして二日目とはいえ、北陸の影響が強く少し雨の降る天気でしたが多くの登山者が来ておられました。荘川支部がこの休養林整備に取り組むのは今年で7年になりますが、今後もすばらしい自然が残る国有林におけるフォレスト・サポーターズ活動に取り組んで行きます。