当協会員の株式会社 加地工務店(中津川市付知町:加地宣彦 代表取締役)では、9月6日の安全大会に合わせ、林野庁中部森林管理局 東濃森林管理署(中津川市:間島重道 署長)が管理する加子母裏木曽国有林において林道の整備などにフォレスト・サポーターズ活動として取り組みました。
今回の活動は裏木曽県立自然公園にも指定されている付知峡自然休養林内の林道や史跡でもある「赤石園」などの整備により、自然休養林を訪れる人たちが安全に森林にふれあう場を提供することを目的に取り組まれました。
この、付知、加子母、坂下の裏木曽地域は国有林内にある木曽越古道、王滝新道裏を通り長野県王滝村と人や生活物資の行き来があった歴史をもっております。今年は王滝村を震源とした長野県西部地震が発生して30年という節目の年でありますが、地震災害からの復興に向け、緊急物資を運搬するため、未接続だった県境の真弓峠や白巣峠を開通させたという経緯もあります。
30年を記念したシンポジウムの開催も計画されていることから裏木曽地域でも許可を得て真弓峠、白巣峠を越えて王滝村を訪れ震源地の現地視察なども計画されており、同社では例年以上に整備にチカラを入れ、職員と協力会社員59名が参加、重機3台、ダンプトラック6台など、車両26台を使用。このほか刈払機などを使用し大がかりな整備に取り組まれました。