金華山は岐阜市のシンボル的存在で、その歴史は織田信長の居城としても有名です。
市街地中心にあってこのような森林が残ったのは、「天領・お留め山」「御料林」そして戦後は国有林として各種規制をかけて保護・管理されてきたことにあると言われ、山全体は、ツブラジイ・アラカシを主とした照葉樹で覆われており、「金華山」の山名は、ツブラジイの花が咲くと山全体が黄色く見え、金色に輝いて見えることに由来するとも言われています。
金華山国有林を管理する岐阜森林管理署(下呂市:藤村武 署長)では、金華山国有林をレクリエーションの森の自然観察教育林に指定し、より市民に親しまれる森林へと取り組まれていますが、森林内を金華山ドライブウェイが走り、心ないゴミのポイ捨ても見られることから、同ドライブウェイにおいて山の日の制定を記念したゴミゼロ運動を実施されました。(写真)
この取り組みには岐阜森林管理署のほか、一般社団法人名古屋林業土木協会 岐阜支部、名古屋造林素材生産事業協会 岐阜支部が協力し、山の日をPRするのぼりも持ちながら総勢26名で取り組みました。
同署では山の日の8月11日や国民の森林クリーン月間の7月頃には、下呂市内の国有林でも山の日制定記念のゴミゼロ運動に取り組まれる予定です。