国有林では、次世代への財産として健全な形で残していくべき代表的な、巨樹・巨木を「森の巨人たち百選」として選定しています。その中に「平湯の大ネズコ」(幹回り760cm、樹高23m)は、林野庁中部森林管理局飛騨森林管理署が管理する平湯国有林の中腹部にあります。
名古屋林業土木協会神岡支部(加藤勝支部長)では、毎年「平湯大ネズコ」へ通じる遊歩道の整備に取り組んでいます。
新型コロナウイルス禍で訪れる観光客はまばらですが、夏を迎る、北アルプスの麓・平湯温泉郷にも大自然とのふれあいを求め観光客や登山者が徐々に増えてくれることを願って地元平湯町内会とも連携しての実施となりました。
当日は、平湯町内の企業や旅館、地元住民も参加し、平湯地区内の主要観光施設や周辺の草刈り、ゴミ拾い等が実施される中、当協会神岡支部会員6名で大ネズコまでの遊歩道を担当し、遊歩道に生い茂った笹などを刈り払い機で除草しました。
神岡支部では、こうした森林林業社会貢献活動の取組を通じて地域振興に寄与することを目的とし今後も活動を継続していく考えです。