エコプロダクツ2011レポート 国際森林年&生物多様性の10年キックオフ記念「森と木を活かした日本のくらし」〜東北復興グリーンウェイブ〜

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20111226052051-2開催日:12月16日 11:00〜11:45

出演者:川廷昌弘さん(CEPAジャパン代表)
    清水英二さん(子どもの森づくり推進ネットワーク代表理事)
    大塚玲奈さん(エコトワザ代表取締役)
    アフメッド・ジョグラフさん(国連生物多様性条約事務局長)

主催:「生物多様性と子どもの森」キャンペーン実行委員会
共催:国土緑化推進機構、美しい森林づくり全国推進会議、オイスカ

【トークショーの概要】

◆これから先のマイルストーンの確認◆

司会進行を務める川廷さんから、
2011年〈国際森林年〉→2012年〈地球サミット2012・リオ+20開催〉→2013年〈地球変動枠組み条約ポスト京都開始〉→2014年〈持続可能な開発のための教育の10年最終年〉→2015年〈ミレニアム開発目標最終年〉とつづく「生物多様性の10年」における毎年のマイルストーンや課題の確認がありました。

そのうえで、大切なことは「国際条約と暮らし」を繋げて考えることであり、地域ごとに行われている取り組みを掘り起こし見えるようにしていくことが重要ではないか、という提案で取り組み事例を紹介いただきました。

◆子どもの森づくり運動と森からの恵みの紹介◆

清水さんからは、自然と分断されがちな現代の子どもたちに森に関わる体験を提供するため、全国の幼稚園・保育園と協力して取り組んでいる「子どもの森づくり運動」をご紹介いただきました。この活動は、子どもたちが一年目にどんぐりを植え、二年目に園で苗木に育て、三年目に森に植える一環して森づくりに関わるプログラムで、2011年現在全国36カ所に子どもの森ができています。

また、東日本大震災の被災地に緑を取り戻せるよう、被災地のどんぐりを全国で苗木にし再び被災地に植栽する「どんぐりプロジェクト」計画についても紹介されました。

大塚さんからは、自然と寄り添った日本の隠れた銘品についてご紹介いただきました。サクラの洗濯板、アロマオイル、大人も欲しくなってしまうような木のおままごとセット、樟脳等々、森の恵みに関する品々をご紹介いただきました。

また、東北の良いものを探して消費者に届けることが復興に寄り添っていくために必要であることを話されました。

◆国連生物多様性条約事務局長 アフメッド・ジョグラフ氏からメッセージ◆

川廷さん、清水さん、大塚さんのトークの後に登壇されたのが、国連生物多様性条約事務局長のアフメッド・ジョグラフ氏。ジョグラフ事務局長は、「国連生物多様性の10年(2011〜2020)国際キックオフイベント(12/17〜19、石川県金沢市)」に出席のため来日されており、今回のステージにお立ち寄りくださいました。

事務局長からは、「Green Wave」や「生物多様性の10年」の紹介に加え、東日本大震災へのお悔やみとともに、自然によりそった社会を作り直すチャンスでもあることなどの励ましのメッセージもいただきました。

「どんぐりプロジェクト」にも非常に共感され、環境保全活動にがんばっている人たちへのメッセージとして、「子どもたちは希望であるが、現実的には自然と分断された状態にある。グリーンウエイブは子どもたちと自然とつなぎ直す素晴らしいプロジェクト。がんばってください」というお言葉をいただきました。