国有林における国民参加の森林づくりの一環として、中部森林管理局と日本森林林業振興会名古屋支部(土川哲夫支部長)の間で協定が締結され「悠久の森」と命名された分収造林地において5月30日(日)に地域住民と協働した植樹祭が開催されました。
この分収造林地がある古峠国有林は宇津江四十八滝県立自然公園の中に位置しており、滝群と渓谷美をほこり、流れでる水は「岐阜県の名水50選」にも選ばれています。
植樹祭は振興会を始め飛騨森林管理署(原修署長)、高山市美しい森林づくり実行委員会が主催し、6月12日13日に岐阜県で開催される[全国豊かな海づくり大会」協賛事業として、地元住民や市民に高山市広報や地域の新聞にも紹介されるなど広く呼びかけられ、当日は天候にも恵まれ、地元テレビの取材もある中、子どもたちを含めた市民約150人が参加し実施されました。
開会式では主催者から「水源の森としてホオノキやケヤキ、ミズナラなど7種類の広葉樹を記念植樹していただきます。今日の一日を通じて森の大切さを体感していただきたい」とあいさつがあり、来賓として竹林章中部森林管理局次長(名古屋事務所長)から「今年はCOP10が名古屋で開催され、来年は国際森林年といった記念すべき年。山に木を植えることが豊かな森づくりにつながる。ここから生まれた水が富山湾まで注いで豊かな海へとつながる。この森林を地域の宝にしていただきたい」とあいさつ。地域を代表し町内会長さんからは「悠久の森で植樹できることが大きな喜び。この森からの一滴一滴が、四十八滝の大小多くの滝音を大きくしてくれると思う」とあいさつされました。
植樹祭は森林管理署や森林組合高山市のインストラクターの下でおこなわれ、親子や参加者同士力を合わせて取り組んでいました。
植樹祭後はインストラクターの案内で四十八滝を散策。初夏の新緑の中、参加者は気持ちの良い一日を過ごすことが出来ました。
この植樹祭には(社)名古屋林業土木協会古川支部、久々野高山支部の会員家族25名も”フォレスト・サポーターズ”として参加し森林づくりに協力しました。