今年10月には伊勢神宮において第62回となる式年遷宮が行われます。
遷宮に使用される御用材を切り出すために、平成17年6月5日、東濃森林管理署(枝澤修 署長)が管理する中津川市の裏木曽国有林で700年の歴史を持つ伐採式が行われております。
国有林から切り出された御神木は中津川市付知町にある「護山神社」に、一晩安置された後、町内の旧街道約8の行程を1日かけて奉曳され、伊勢神宮へと向かうことから、地元ではこの地域を「御神木の里」と呼んでいます。
同町では、毎年ゴールデンウィーク後半に「森林(もり)の市」が、道の駅「花街道付知」で開催されており、昨年から森林の市関連イベントとして、付知町まちづくり協議会の主催で、東濃森林管理署と連携した「春の新緑御神木の里探訪ツアー」が実施され多くの方が参加されています。
一般社団法人名古屋林業土木協会の付知支部(三尾秀和 支部長)では、今年もツアーが企画されたことから、東濃森林管理署や付知町まちづくり協議会と協働し、冬期の凍みなどで崩れ落ちた土砂の片付けなど、ツアーで歩く歩道や林道の整備を4月27日にフォレスト・サポーターズ活動として実施しました。
ここ付知町は、地域と国有林が深い歴史と絆で結ばれており、東濃森林管理署庁舎が新築されて10年という節目の今年、グリーンウェイブ2013協賛植樹行事として、庁舎前の市有地に桜の木を植える計画も地域からもちあがっており、同支部ではフォレスト・サポーターズ活動として協力していく予定です。