2014年6月29日(日)に開催致しました、森林セルフケア講座in札幌〜実地編〜の活動報告を致します。
今回は現地サポーターの加藤秀史さんにご作成頂きました!
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■日時:2014年6月29日(日)9:30〜16:30
■場所:北海道大学植物園
■天候:晴れ
■参加者:10名(男性4名/女性6名)
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新緑の鮮やかな晴天の中、森林セルフケア講座実地編を北海道大学植物園で開催しました。
参加者は室内編を受講された方5名、非会員の方1名、会員の方1名と講師及びサポーター2名の計10名でした。
北海道大学植物園はJR札幌駅から徒歩10分位のところで、市民の憩いの場所として親しまれているところです。石狩川の支流・豊平川の扇状地の上に位置し、大正の終わり頃までは各所で泉が湧き出る豊かな場所でした。園内には約1000年前の竪穴式住居跡があり、広さは13.3haで北海道の自生植物を中心に約4000種類の植物が育成されている日本で2番目に古い植物園です。
植物園の正門前で講師である奈須理事より、今日の説明がありました。
最初に森へ入る前の今の気持ちをそれぞれ書いてもらいました。仕事の事・家族の事・心配な事など皆さん沢山書いていたようです。
針葉樹林がある広場に行って準備体操です、原始人体操で体を十分ほぐしていざ出発です。
まずは五感を開く体験です、鳥の声を聞きわけながら(カラスとスズメ以外の鳥に耳を傾けて)
園内の木を遠くや近くから見たり、木の香りを楽しんだり、樹皮や葉に触って、森を感じてもらいました。
風が吹くたびに木々のざわめきも聞こえてきます。
バラ園ではバラの花が満開で私達の目を楽しませてくれました。
また、自然林では様々な昆虫に出会い、皆さん興味深く観察しておりました。
しばし散策してハルニレの広場に到着しました。ハルニレの木が随所に立ち並ぶ、爽やかな広場です。ここでブラインドウォークを2グループに分かれ目隠ししたまま木にふれてどの木に触ったか、クイズ形式で行いました。4,7.8.の呼吸法や園内を早歩きしての心拍数の変化も体験しました。
午後からは自然観察です、森林セルフケアを行う上でいろいろな植物を観察することは大切な事です。温室の中を見学しましたがヤシやパイナップルの木、樹皮の凸凹したカキノキ、食中植物などに大興奮と言った感じでした。
それから、一人で過ごす時間で皆さん自分の好きな場所でひと時を過ごした後、森に入ってからの気持ちを書いて、フィールドでの体験を終了しました。
ワールドカフェは2グループに分かれて、3つのテーマについて考えました。皆さん今日の実地編を体験したことで、気分的にリラックスして楽しかった、森に入る前に複雑にいろいろ考えていた事や重くのしかかっていたものが軽くなり、単純な言葉になったなど、森を通じてセルフケア出来ように思いました。
私自身も改めてセルフケア出来て気持ちが楽になり、もっと沢山の人に身近な森へ行って、セルフケアを体験して欲しいと感じた一日でした。(加藤)