日本百名山にも選ばれている「恵那山」(2,191m)は、1893年(明治26年)5月11日に、英国人のウォルター・ウェストンが登頂し全世界に紹介しており、これを記念して、毎年5月11日に中津川市観光協会により、ウエストン祭が開催されています。
恵那山の名前の由来は、古くは胞山、胞衣山とも書かれ、また角度により船を伏せたように見える事から舟覆伏山 (ふなふせやま) などとも呼ばれ「天照大神がここで降誕され、その胞衣(えな)がこの山に埋められた」と伝えられており、これが山名の由来とされています。
前述した日本百名山の著者である深田久弥氏は黒井沢ルートから登頂し、神坂ルートを下ており、現在は岐阜県側からは黒井沢ルート、神坂峠ルート、前宮ルートの3コースが、長野県側からは広河原ルートがあり、岐阜県側の多くは林野庁東濃森林管理署(中津川市付知町:間島重道 署長)が管理する国有林を通過しています。
名古屋林業土木協会中津川支部(佐々木忠義 支部長)では毎年夏山シーズンが始まるこの時期、”フォレスト・サポーターズ”活動として登山道の整備に取り組んでおり、今年も支部会員により登山道の草刈や落石の除去、それに増水した沢水により流出した土砂の片付け(写真)などに取り組みました。
今年は中津川市から登山口に至る林道も路肩が少し崩れるなど危険なため一般車両の通行が制限されておりますが、徒歩で入山する方もおられることから少しでも安全に登山できるよう願いながら作業をしました。作業を終え全員で写真を。木漏れ日が気持ちいい一日でした。(写真)