10月4日(日)、長崎県雲仙市「県立百花台公園」ほかにおいて、「第33回全国育樹祭」が、全国から約7,500人の参加者の下、盛大に開催されました。
長崎県は、長崎大水害や雲仙普賢岳噴火災害という未曾有の大災害を経験しており、森林の重要性を認識し、健全な状態で次の世代に引き継ぐことが県民に課せられた大きな使命であると考えています。
このことから、「環境優先の社会づくり」を県政の重要な柱として、多面的な機能を有する森林の保全整備と木材利用の促進並びに森林の再生に向けた県民総参加による緑化運動を進めています。みどりあふれる美しい郷土を作りあげていく気運を醸成することを目的に今回の育樹祭が開催されました。
【第33回全国育樹祭】
森林・緑を守り育てることの大切さを広く普及啓発するため、平成2年5月開催の「第41回全国植樹祭」において、天皇・皇后両陛下がお手植えされた木(ヒノキ)を皇太子殿下にお手入れ(枝打ち)いただきました。
式典は、皇太子殿下のおことば、全国緑の少年団活動発表大会入賞団体、全国育樹活動コンクール入賞者、「ふれあいの森林づくり」優良市町村等、長崎県緑化等功労者のそれぞれの代表者が表彰されました。
引き続き行われたみどりの贈呈では、緑化推進連絡会議議長(農林水産大臣)から全国緑の少年団代表に対して苗木が贈られました。
来年の「第34回全国育樹祭」は、群馬県において開催予定です。
また、全国育樹祭の併催・記念行事として、全国緑の少年団活動発表大会、森林・林業・環境機械展示実演会や育林技術交流集会が開催され、県内外から多くの方が参加されました。
・・・「美しい森林づくりニュース〈NO.148〉」(2009/10/13)より一部抜粋、転載